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「隕九?縺､縺代◆」
「？！」
背後からあの時聞いた化け物の声がして、反射的に振り返って距離をとる。
悪魔が？でもどうしてこんなところに？
言語も使えないような未契約の悪魔がどうやって軍を抜け出してきたのか。
状況がまるで分からないけれど、とにかくいくら未契約とはいえ目の前の悪魔に捕まったら無事では済まないだろう。
でも、少し時間が経っても目の前にいるであろう悪魔が動く気配はない。
「縺翫∪縺医?√ｂ縺励°縺励※」
「......っ、なに、なんなの？わかんないよ、悪魔の言うことなんて！」
「縺翫＞縲∬ｦ九▽縺代◆縺」
言い返したとたんに、悪魔がまた何かを発したかと思えば、誰かの足音が近づいてきた。
......仲間を呼ばれた？にしては、足音の緊張感がないしスピードも遅すぎる。そもそも呼んだのはひとりのようだし。
どうしたらいいか分からなくて動けずにいたら、その足音の主が声を発した。
「行っていいよ。ありがとう」
「遉ｼ縺ｫ縺ｯ蜿翫?繧」
ふっと悪魔の気配が消える。
誰か残っていた天使が、助けてくれたんだろうか。
「あの、すみません、ありがとうございました...わたし、目が見えなくて。どちらさまでしょうか......？」
そうでなくても、助けてくれたことには違いないと尋ねても、返ってくるのは無言の沈黙だけ。
「あの、」
「.........A、会いたかった」
「...！！！」
唯一わたしが知っている声さえも、昔とは違うものになっていて気付かなかった。
「ラ、ウ？」
「久しぶり、だね」
「ほんとに？ほんとにラウなの？」
そう言いかけて、あることに気づく。
今ラウは、わたしの言葉に普通に返事をした。
「ラウ、耳が、聞こえるの？」
手を伸ばしてラウの姿を確かめようとしたら、「触らないで」と制される。
「.........俺に触ったら、A、天使じゃなくなっちゃう」
「...え、」
それって、まさか。
耳が聞こえるようになったのは。
「ごめん、契約済みだから」
天使が生まれ持った代償を消す方法は、天界には存在しない。
薄々分かっていたことだけど、それでもラウの口から直接聞くとショックが大きくて。
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灯莉(プロフ) - レモンさん» レモンさんはじめまして。最初からの読者様なんですね！ドラキュラ舘様、一本目ということもあってわたしも思い入れがあるストーリーなので嬉しいです。ありがとうございます(o´艸`) (4月20日 0時) (
レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - そして新作も楽しみです。 (4月19日 23時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 灯莉さんはじめまして。最初から読ませて頂きました。どのお話にもいろんな愛の形があるんだなぁと思いました。私は舘様のドラキュラのお話が大好きです。その後夢主ちゃんはどうなったのかも気になります。 (4月19日 23時) (レス) @page38 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年3月25日 21時
