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「お前こそ協力者もどきと駄弁ってる時間あるなら仕事しろよ」
「……分かったから。さっさと戻って」
先輩が高田さんと何度かのやり取りの末、「ごめんね、戻らないと」と申し訳なさそうな顔で伝えてきた。「いえ、先輩と少しでもお話しできて心が安らぎました。ありがとうございます」
「そう？無理しないでね、Aちゃんと旦那さんが幸せになれる方向を信じて進めばいいの！」
「……！はい。」
先輩の言葉で少し心が軽くなったけど、モヤモヤした気持ちは消えないままだった。
帰り道。
ピロン、と音を立てたスマホを見れば、大介から『ティッシュ頼んでもいい？！今日セールだったよね？！』と連絡が入っていた。了解！とスタンプを返してからドラッグストアへと入る。
「......あ」
ふと、視界にピンク色の箱が目に入った。高い正確性を誇る謳い文句が書かれたその細い箱に手を伸ばしかけて、「どうせ旦那に迷惑かけてんだろ？」と言い放った高田さんの顔がよぎる。
(......でも、このままうだうだしてたって何も変わらないもんね)
先輩は「Aちゃんと旦那さんが幸せになれる方向を信じて進めばいいの！」って、言ってくれたし。
心のモヤモヤを振り払って、決意を固める。
「.........買う、か」
カゴの隅にひとつその箱を置いてレジに向かった。
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灯莉(プロフ) - レモンさん» レモンさんはじめまして。最初からの読者様なんですね！ドラキュラ舘様、一本目ということもあってわたしも思い入れがあるストーリーなので嬉しいです。ありがとうございます(o´艸`) (4月20日 0時) (
レス) id: 0a43491d63 (このIDを非表示/違反報告)
レモン - そして新作も楽しみです。 (4月19日 23時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 灯莉さんはじめまして。最初から読ませて頂きました。どのお話にもいろんな愛の形があるんだなぁと思いました。私は舘様のドラキュラのお話が大好きです。その後夢主ちゃんはどうなったのかも気になります。 (4月19日 23時) (レス) @page38 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灯莉 | 作成日時：2024年3月25日 21時
